「試し行動」という言葉を知っていますか?
子供が自らの限界や周囲の反応を確かめるとめに行う、挑戦的な行動や態度のことです。
これは善悪の区別はついているものの、どの程度受け入れられるのかを知るために
わざとやっている行動です。
恋愛の「駆け引き」とちょっと似ているところがあります。
大体2歳くらいから始まり、小学校以降でも続きます。
この試し行動は、イヤイヤや反抗期とも違って
わざと良くないことをした後に、大人の顔を伺うというところです。
この「試し行動」に困たり、これからその時期を迎えるママは
ぜひこの記事を読んで、乗り越える方法を考えましょう!
試し行動の原因は何?
・愛情の確認
・気を引いて注目してもらいたい
・どこが境界線なのか試してみたい
などが挙げられます。
「こんなことをしても受け入れられるのかな?」
「自分を見て欲しいのにママが忙しそうで構ってくれない」
「この行動は怒られるのか試したい」
といった子供の心理です。
子供が試し行動をしたときの対処法
①とにかくスキンシップ
子供に愛情のない親はいないと思いますが、
日々の忙しさのあまりきちんと子供に伝わっていない可能性があります。
どんな時も子供は親からの愛情を感じ、注目してほしいと感じています。
スキンシップは大切にし、子供が話をし始めたらきちんと聞いてあげましょう!
日々の親子の関係の中で
「ママはちゃんと自分を受け入れてくれている」
「ママはちゃんと自分を見ていてくれる」と感じられれば
試し行動は減っていきます。
②良くない行動には淡々と反応する
良くない行動をして、大人の気を引こうとしている場合です。
それをママが受け入れてしまったり、
大げさに反応してしまうと、また繰り返します。
良くないことは「やめようね」と、淡々と伝えましょう。
③良い行動に対して大げさに反応する
良い行動をしたり、良くないことを止められたときには
大げさに反応します。
それを繰り返すことで
「良い行動をすれば注目してもらえる」と子供に思わせることが大事です。
2と3を日々の関わりの中で積み重ねることで、
今度は良い行動をした時にママの顔を伺うようになります。
「こんな良いことしたけどちゃんと見てた?」「褒めてくれるかな?」
とシフトしていくのです。
こうすることで子供の試し行動が少しずつ減っていきます。
④大人の言葉と行動に一貫性をもつ
次のような態度をとってしまうと子供が混乱し、
子供は「どこまで許されるのかな?」と考え、試し行動に繋がります。
・親が本心と反対の言葉を言う
子供が「宿題をやりたくない」と言った時に「じゃあやらなくてもいいよ!」
などと怒っていってしまうことありませんか?
一度やらなくていいと言ったのに、
本当にやらないとイライラしたり、後から「ちゃんとやりなさい」と言ってしまう。
そのように大人の「言葉と行動が一致」していないとき。
・日によって対応が違う
同じ行動に対しても
先週は厳しく注意したのに今日は特に何も言わない、
など一貫性のない態度をとってしまう。
このような対応はどんなママにも心当たりがあるでしょう。
子供は「言葉の裏にある本音」まで読み取ることはできません。
ママの言葉と行動に一貫性がないと、
「どこまで許されるのか」と限界を知りたくなり試し行動を起こします。
思い当たることがあれば見直してみましょう。
まとめ
試し行動は、どのような子供にでも起こす自然な行動です。
愛情不足だけが原因ではありません。
しかしママが子供の行動に対して正しく反応することで減らせることも多いです。
今回紹介した方法を実践することで、ママの困り事を減らしていけるよう祈っています。
コメント