想像力というと、空想の世界を広げるといった意味に捉える方が多いかもしれません。
実は想像力とは「人の立場になる」「目標を決める」といった、大事な能力の基礎となっています。もちろん大人になってからでも育むことはできますが、吸収力の高い幼児期のうちから、遊びを通して想像力を働かせる練習をしておくのが最適です。
この想像力を育むためには、家庭でどんな取り組みができるでしょうか?
想像力ってどんな力?
「想像力」とは、実際にみたり聞いたりしたことがないものを、頭の中でイメージすることです。新しいアイデアや概念を生み出し、未来を予測する力につながります。
ただ空想の世界を創ることではなく、思いやりの気持ちや、目標を設定するために欠かせません。
子供の想像力を伸ばすために、特別に必要ないです。子供はどんな遊びにも、想像力を働かせています。
では子供は遊びの中で、どのように想像力を高めているのでしょうか?
想像力を伸ばす遊びの例
ごっこ遊び
ごっこ遊びは、想像力を最大限に働かせることができる遊びです。おままごとではお母さんになり切ることができます。お店屋さんごっこ、ヒーローごっこなど、お友達や家族と一緒に遊びながら、「こんな時は、何が必要かな?」「どんな言葉を使うかな?」と想像力を伸ばすことができます。
自由な発想で作る
ブロック、粘土、工作など、完成形を想像しながら自由に物を作ることも、想像力を伸ばすために効果的な遊びです。
絵本の読み聞かせ
本は実際に経験したことがない情景を、頭で想像しながら聞くことができます。また他者の気持ちを考えたり、「この先はどうなるんだろう?」と話の続きを想像することもできますよね。
想像力を伸ばすママの関わり方
想像力を育むためには、大人も関心を持つことが大事です。
例えば、絵本を読みながら「この子はどんな気持ちなんだろうね?」とか、砂遊びをしながら「これは何に見える?」など、会話の中で、楽しみながらイメージを広げてみてください!
子供が想像力を働かせて「〇〇みたいだね!」といったことに対して「そんなわけないよ」などの否定をしてしまうと、子供は想像することをやめてしまいます。
子供の想像が大人の常識から外れていることだとしても、否定したり正すのではなく、その想像力を肯定してあげる言葉掛けをしましょう!
まとめ
想像力は大人になってからも、他者とのコミュニケーションや、新しいものを創り出す際に役立つ、非常に大切な能力です。
幼児期のうちは特別な訓練をしなくても、遊びの中でたくさんの想像力を働かせています。ぜひママも一緒にその想像の世界に入ってみましょう!想像することで世界が広がっていく楽しさを、幼児期にたくさん経験させてあげましょう。
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