承認のスキルとは?
「承認」とは、相手の良いところを見つけ、それを言葉にして伝えることです。
子供は大人から、出来ていないことを指摘される場面が多いです。「自分には良いところがない」「自分は今のままではダメなんだ」と感じながら成長してしまうとどうなるでしょうか。
自分の進路を決める時期や、社会に出たときに、自分への否定感をもったままでは、どんなことにも後ろ向きになり、自分から行動できない人になってしまいます。
自己肯定感を高めるには、幼児期の「承認」される経験が重要です。
短所は長所の裏返しだと思って、出来ないところを指摘するのではなく、ママが子供を肯定的に捉えるようにしましょう。
子供が「承認」されることによるメリット
・また次のことに挑戦してみようと言う意欲が湧く
人は誰かに承認されたいという「承認欲求」があります。その欲求を満たされることで、次へのモチベーションが上がります。
・承認してくれた人を信頼し、心を開いて本音を話すようになる
承認するためには、子供の行動や変化について常にアンテナを張り、気づいてあげる必要があります。「変化に気づいてくれた」という喜びが、ママとの信頼関係を生み出します。
3つの承認パターン
承認のスキルは主に3つに分類することができます。それぞれ紹介していきます。
1、結果承認
(例)テストで100点が取れた、逆上がりができた
何を結果が出たことに対して褒めること。
2、行為承認
(例)合格できなかったけれどたくさん練習できた
結果が良くなかったとき、まだ結果が出ていない場合。それまでの過程や努力に対する承認。
3、存在承認
(例)名前を呼ぶ、挨拶する、話をしっかり聴く
結果や努力とは関係なく、ただ子供の存在そのものを承認すること。
どれも大切な要素になりますが、1の結果ばかりを承認すると「結果が出ないと認めてもらえない」と感じてしまいます。
子供のコーチングには、2・3の「行為や存在そのもの」に焦点を当てて、承認するように努めましょう!
承認のポイント
承認は、ただやみくもに「褒める」だけのスキルではありません。
効果的な承認のための3つのポイントを伝えます。
・具体的に
・タイミングよく
・心を込めて
この3つのポイントを押さえて承認をしてもらえると、子供は「自分のことをちゃんと見てくれているんだ」「自分の存在を認めてくれている」という感覚を持つことができ、自己肯定感に繋がっていきます!
まとめ
コーチングの「承認」のスキルは、相手の良いところを言葉にして伝えること。
幼少期のうちから「自分の存在は認められている」とたくさん感じることが、成長して大人になったときに、どんな時も前向きに挑戦してみようと思える意欲につながっていきます。
特別なことをしなくても大丈夫。子供の一番の理解者であるママが、日常の中で子供の良いところを見つけて、しっかり伝える練習をしていきましょう!
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