子供が大きくなったときに、学校でも会社でも、人と関わる中で必要となるコミュニケーション能力。
それが必要だと分かってはいても、どうやって伸ばしてあげるのかを知っているママは少ないはず。
今回は、そもそもコミュニケーション能力とは何か?子どものコミュニケーション能力を伸ばすために幼児期のうちにママがどうやって教えてあげることができるのか説明していきます!
コミュニケーション能力とは
コミュニケーション能力とは、相手とスムーズに意思疎通を図れる力のことです。
コミュニケーション能力がなぜ大切かというと、子供がこれから生きていく上で学校から会社、その他たくさんの場面で、誰かとコミュニケーションを取ることが必須になるためです。コミュニケーション能力が高ければ、周りの人との関係を円滑にすることができます。
「コミュ力の高い人」と言ったら、話し上手な人を思い浮かべるでしょう。でも実は、ただ話がうまいだけではコミュニケーションが上手いとは言えません。
本当にコミュニケーション力は、
・相手の話をしっかり聞いて、意見を尊重できる
・その上で自分の意見をしっかり伝えることができる
ことです。
コミュニケーションが高いとどんなの子供になる?
幼少期のうちのコミュニケーション能力はどんな場面にあらわれるのでしょうか。
1、自分の気持ちを伝えられる・意見を言える
小さいうちから、自分が思っていることを周りにうまく伝えることができる。語彙力や話しを順序立てて伝えられる。
2、誰とでも関係を構築できる
コミュニケーション能力が高い子どもは、友達だけでなく、先生や友達のお母さんとも人見知りせずすぐに打ち解けられます。その結果、学校や習い事など家族の元を離れても集団行動に順応することができます。
3、自分の成長につながる
コミュニケーション能力の高い子には、自然と友達が集まってきます。人との関わりの機会が増えるので、自分とは違う考え方に触れたり、新しい知識や経験を見聞きでき、その子自身の成長につながります。
4、人に対して思いやりを持てる
相手の気持ちがわかるようになるのは4歳頃からと言われていますが、他人とのコミュニケーションの経験が多いほど早い段階で相手の気持ちを理解できるようになります。
家庭でできる、子どものコミュニケーション能力を高める関わり方
もちろんコミュニケーション能力にはその子の特性があります。
乳幼児期に知らない人に話しかけられると泣いてしまったり、幼稚園や保育園ではおしゃべりな子もいれば、内気な子もいるでしょう。しかしママの関わり方次第で、コミュニケーション能力を伸ばせる可能性もあります。 では、子どものコミュニケーション能力を伸ばすために、家庭ではどんなことができるのでしょうか。
1.あいさつをする
あいさつはコミュニケーションのきほん。普段からママからきちんと子供の顔を見て、あいさつをしましょう。またママ自身が、ご近所の方や先生とあいさつする姿を見せることも大切です。
2.家でのコミュニケーションを増やす
子供にとって、家での会話が日常のコミュニケーションの大半を占めます。一人遊びをしている時間にコミュニケーション能力は育ちません、生活の中で、たくさん子供に話しかけ、子供が話したいときにはしっかりと話を聞いてあげることで、家族での会話のコミュニケーションを増やしましょう。
3.子どもの話に耳を傾ける
子どもが何か伝えたいと思っているときは、作業の手を止めてしっかりと聞くことに専念しましょう。どのように話したら、ママに伝わるのか、楽しんで聞いてもらえるのかを考えることで、自然と会話力を身につけることができます。
4.共感してあげる
子供が話したいと感じる環境を作ることが大事です。自分の気持ちを素直に伝えられるようになるためには、聞き手側が否定したり聞き流したりすることなく、子供の気持ちに共感をしてあげましょう。
5.質問をする
ママの質問力は子供の会話力や思考力を伸ばします。「なんでそう思ったの?」「どうやったらできそう?」などの質問を繰り返すことで、子供自信が自分で理由を考えたり、解決策を考えるという練習を繰り返すことができます。
6.家族以外と交流する
家族以外との関わりをできるだけ増やしましょう。幼稚園や保育園以外でも、習い事や近所のイベント、親戚の集まりなどに積極的に参加することで、老若男女問わずたくさんの人と関わりましょう。
コミュニケーション能力は「非認知能力」と言って、学校のテストでは測ることのできませんが、社会で生きていく上で重要な能力と言われ注目されています。
まずは家庭でのコミュニケーションを大切に生活することで、子供の話す力・聞く力・共感力を強化し、コミュニケーション能力を伸ばす関わり方を意識してみましょう!
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